栄養一口メモ

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梨のおはなし

梨には日本梨、西洋梨、中国梨の3種があります。単に「梨」と言う場合は日本梨を指すことが多いです。梨の語源には諸説があり、江戸時代の学者新井白石は中心部ほど酸味が強いことから「中酸(なす)」が転じたものと述べています。
また、梨という名前は「無し」に通じることからこれを忌んで、家の庭に植えることを避け、「ありのみ(有りの実)」という反対の意味を持たせた呼称が用いられることがあります(忌み言葉)。
しかし、逆に「無し」という意味を用いて、盗難に遭わぬよう家の建材に梨を用いて「何も無し」、鬼門の方角に梨を植えることで「鬼門無し」などと、縁起の良い利用法も存在します。
日本で梨が食べられ始めたのは弥生時代頃とされ、登呂遺跡などから食用にされた根拠となる種子が見つかっています。
江戸時代には栽培技術が発達し、100を越す品種が果樹園で栽培されていました。
明治時代には、千葉県松戸市において二十世紀が、神奈川県川崎市で長十郎がそれぞれ発見され、その後梨の代表格として盛んに生産されるようになります。
20世紀前半は二十世紀と長十郎が生産量の大半を占めていましたが、戦後になると1959年に幸水、1965年に新水、1972年に豊水が登場し普及しました。
なお、この3品種を「三水」と呼ぶこともあります。

梨の栄養成分

可食部100g中にエネルギー40kcal、タンパク質0.3g、脂質0.1g、糖質10.1g、食物繊維0.9g、カリウム140mgを含んでいます。
梨特有のシャリっとした食感は、果肉中の石細胞と呼ばれる食物繊維(ペントース、リグニン)によるものです。これが腸壁を刺激し、甘み成分のソルビトールは便を柔らかくしますから、便秘解消に効果があります。
また、カリウムが含まれていますので、高血圧予防にも効果的だと言われています。

見分け方のポイント
  • ・実が固くて張りのあるもの
  • ・手に持った際にずっしりと重いもの
  • ・へたが黒ずんでいないもの
  • ・幸水・豊水などは赤みの強くないもの、二十世紀は黄緑色の薄いもの
保存方法

よく密封してから冷蔵庫に保存しましょう。品種によって若干のばらつきが有りますが、保存期間は2週間~3週間ぐらいです。
常温のまま置いておくと追熟してしまうので、なるべく早いうちに食べきるようにしましょう。

美味しく食べるコツ

梨に含まれている果糖、ブドウ糖などは、冷やすと甘味が強くなりますが、冷たすぎと舌の感覚が麻痺して甘味を感じなくなってしまいます。
食べる前に4℃前後で冷すとおいしく召し上がれます。
冷やしすぎると甘味が落ちてしまいますので、食べる1~2時間前に冷蔵庫に入れるとよいでしょう。


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