栄養一口メモ

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里芋のおはなし

里芋の名前は山で取れる山芋(自然薯)に対して、村(里)で栽培されることに由来しています。原産地はインド東部からインドシナ半島などの熱帯地方で、タロイモと同じ仲間です。
日本への渡来は古く、中国や南方から縄文時代に伝わったとされています。
縄文時代には主食であったとの説もあり、稲作より歴史のある作物です。
里芋は植え付けた親芋を食べる種類、親芋からできる子芋を食べる種類、親芋・子芋の両方を食べる種類、及び茎を食べる種類に大別されます。


小芋を食べる種類
土垂(どだれ)

葉の先端が長く伸び、地上に垂れ下がるので土垂と言われます。
粘りが多く、現在関東地方では最も多く食べられています。

石川早生(いしかわわせ)

直径3cmと小型で粘りが多いです。
今では広く全国で栽培されています。皮のまま茹でて食べる衣被(きぬかつぎ)に最適です。

親芋・子芋の両方を食べる種類
セレベス

一部赤みがかっています。インドネシアのセレベス島から移植されました。
ホクホクしていて薄味の含め煮に向いています。

八頭(やつがしら)

植え付けた親芋があまり成長せず、まわりにできた小芋の成長が早いので、親芋を中心に小芋が合体した独特の形になります。
くっ付いた小芋が八個の頭のように見えるので八頭と呼ばれます。(ちなみに中国では九面芋と呼ばれます。)
ホクホクした歯ごたえでぬめりが少なくあっさりした味わいです。
煮崩れしにくいので煮物に向いています。末広がりの八と、人の頭になるという名前の縁起を担いでおせち料理に使われます。

親芋を食べる種類
たけのこ芋

親芋が長く成長して地上まで顔を出します。
きめ細かくしっかりした肉質で美味ですがアクがあるので下茹でして十分アク抜きをしましょう。

茎を食べる種類
芋茎(ずいき)

茎を食べる芋茎には赤芋茎、青芋茎、白芋茎の3種類があります。
青芋茎は茎を食べる専用品種で、茎の切り口に“はす”のように穴が沢山開いているので“はすいも”とも呼ばれます。

栄養

主成分はでんぷんとたんぱく質で、食物繊維、ビタミンB1、ビタミンB2、カリウムを含んでいます。中でも食物繊維の一種であるガラクタンは血圧・コレステロールを下げる効果があると言われています。
里芋のぬめりの素でもあるムチンには肝臓を丈夫にし、胃腸の表面を保護する働きがあります。ぬめり成分や食物繊維を多く含む里芋は、腸を整え便秘の改善に非常に効果的です。
カリウムは芋類のなかでも比較的多く、余分な塩分を排出し、むくみや高血圧の改善に効果があります。
(腎機能が低下している方は避けるようにしましょう)
主成分であるでんぷんに包まれたカリウムは熱による損失が少なく、汁物などでいただくのがおすすめです。

全体的には秋が旬ですが、品種によって異なります。
最も早く出てくる石川早生は8月~9月。
土垂は9月~10月。セレベスと八頭は12月頃です。

選び方

乾燥と寒さに弱いので必ず泥付きのもの、皮に充分な湿り気のあるものを選ぶのがポイント。
乾燥してひびが入っているものは鮮度が落ちているので避けましょう。

保存

選び方秋~冬なら泥が付いたまま新聞紙に包んで日の当たらない所(室内、台所で充分)に置いておけば1ヶ月以上の保存が可能となります。

調理のポイント

選び方風味や効能を生かす為に、ぬめりを落とすのは最小限度に。
煮る時は吹きこぼれにも注意しましょう。
皮をむくときの手のかゆみは重曹か塩をつけたり、酢水に手をつけると防ぐこができます。


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